クレニオセイクラルセラピーの始まり

クレニオセイクラルセラピーは、アメリカのオステオパシーの医師(D.O.)であるジョン・E・アプレジャー博士によって始められたセラピーです。

彼は、頚部の手術で助手を行ない、脳脊髄を包んでいる硬膜が、毎分10回ほどのペースでリズミカルに動くのを目の当たりにします。

それをきっかけにサザーランドD.O.によって発見・開発されていた頭蓋オステオパシーに関心を持ち、研究と臨床を重ね、独自にクレニオセイクラルセラピーを確立していきました。

そして、彼は、ごく限られた人にのみ教え伝えていたオステオパシー協会の暗黙の禁を破り、希望する人には誰にでもこのセラピーを教えはじめたのです。

そこには、最も身近である母親が、我が子にこのセラピーを施すことが出来るようにという思いも込められていました。

アプレジャー博士は2012年に亡くなられました。

けれど、彼が設立したアプレジャー・インスティチュートによって、このセラピーは、今もより効果的であるよう洗練されつづけています。

 参考:『オステオパシーとは何か』

代表執筆者 平塚晃一先生

アプレジャー・インスティチュート・ジャパン